2005年10月10日
山の学校のプールはpHにご注意!!
山の学校といいますと少し失礼な言い方かもしれませんし、正確でないかもしれません。“山の学校”という言葉で申し上げたいことは、次のようなことです。
山の学校は、沢水をプール水の原水に使用していることが多くあります。このような水はアルカリ分が少なく、ろ過に凝集剤(清澄剤)を使用した場合、その影響で水質が酸性に傾き(=pHは低くなります)著しい場合はプールが濁ってしまう場合があります。対策としては、凝集剤(硫酸バンドの場合)1容量に対して、約0.7のソーダ灰(炭酸ナトリウム)をプールに散布してください。そして一日一回はpH測定を行ってそのような薬品管理が適切か確認していただくのが良いでしょう。山の学校であってもこのようなことが起こらない水質もあり、逆に平地の学校でも、このような水質のプールもあります。