2005年1月24日
下痢症状のある方の入浴と浴槽の管理に注意してください!
全国でノロウイルスによる集団感染が流行し、死亡者が出た施設もあります。ノロウイルス感染の主な症状は嘔吐と下痢です。ヒトの腸内で増殖し、ヒトからヒトへの2次感染も起こりますので注意が必要です。
ノロウイルスに感染していなくても、嘔吐や下痢の症状をお持ちの方は、入浴する際に注意が必要です。また浴場の管理も、高齢者が多数入居している施設では特に注意が必要です。
浴場管理者の方は、以下の点に注意してください。
・下痢症状が残る患者さんの入浴は原則禁止する。
・入浴中の遊離残留塩素濃度は常に 0.2〜0.4mg/Lを維持する。
・浴槽の水は毎日換える。
・浴槽用洗剤で浴場内をよく洗う。
下痢の症状がある方の入浴に関しては、以下の点に注意してください。
・石鹸でていねいにお尻を洗いましょう。
・入浴はシャワーかかけ湯だけにするか、入浴する順番を一番最後にしましょう。(特に患者の入浴した後に乳幼児を入浴させない)
・タオル・手ぬぐいの共有はやめましょう。