2022年7月11日
プールの逆洗排水中の残留塩素濃度は排水しても問題ないレベルでしょうか?
タイトルの様な相談をお客様よりいただきました。
結論から申しますと、遊泳用プールの衛生基準の水質基準の水質が保たれているのならば問題はありません。
一般的に逆洗時に使用する水(洗浄水)はプール水です。
遊泳用プールの衛生基準では遊離塩素濃度は0.4㎎/ℓ以上かつ、1.0㎎/ℓ以下が望ましい。となっております。この基準は消毒効果を担保しつつ、遊泳者に悪影響がないようにという設定なっておりますので、排水しても問題ありません。
ちなみに、稀にプールの排水が原因で川魚が浮いたというニュースを聞くことがあります。
このケースは通常使用ではあり得ない量の残留塩素を含む排水を河川などに排出してしまったために起こることがほとんどです。
その原因の多くは固形塩素を溶解してプールへ塩素注入を行う装置のバルブ操作を間違えて、排水バルブが開いたままにしてしまったという人的なミスになります。
この様なことが起こると非常に大変ですので、今一度、装置の操作方法を確認してご使用ください。