2022年5月9日
塩素濃度を自動制御するには水質コントローラーなどの残留塩素濃度計が必要です
制御盤の塩素剤注入装置のスイッチを自動にしているけど、遊離残留塩素濃度をうまく管理できていない。」とご質問を時折いただきます。
ここでの自動とは「ろ過機と連動して一定量の塩素剤を一定のタイミングで注入している。」という意味での自動ですので、自動コントロールや自動(塩素濃度)制御とは意味合いが違うことに注意が必要です。
実際にプール水や浴場水の塩素濃度を機械によって測定して、その過不足に応じて塩素剤を注入している訳ではありませんので、汚れによる負荷高低によって、浴槽水中の遊離残留塩素濃度は変わってきます。DPD測定器などにより、頻繁に遊離残留塩素濃度を測定し過不足に応じてスイッチの入り切りが必要です。
水質コントローラーを使用すると、この “測定して、過不足により入り切りする” の部分が自動化され、測定やスイッチ操作の手間が大幅に削減されます。