2024年11月11日
塩素剤の薬品混合事故に注意して下さい
何度もこのホームページニュースでご紹介している話題になります。数か月前に広島県の某クリニックにて消毒に使う塩素剤(次亜塩素酸ナトリウム液)と透析機器の洗浄に使う酢酸(酸性の液体)を誤って混合してしまい、塩素ガスによる異臭が発生。数十人が入院するという事故がありました。これは割と大々的にニュースとして報じられたため耳にした方も多いかもしれません。
この塩素剤に薬品を混ぜてしまったことによる有毒な塩素ガス発生するという事故。プールや浴場の業界にいると割と耳にする話になります。塩素剤(主に次亜塩素酸ナトリウム液)に酸性の薬品を混ぜてしまうのは本当に危険で、上記の事故の様に有毒な塩素ガスが多量に発生することになり、大事故に繋がりかねません。
プール・浴場においては塩素剤は日常のプール水・浴場水の消毒(衛生管理)のために必須な薬品となります。そして、同時に主に砂ろ過装置を設置の施設様になると、ろ過助剤として凝集剤(硫酸バンドやPAC)も必須となり、この凝集剤が酸性の薬品であるため、補充先を間違えてしまったりして、塩素ガスを発生させてしまうことが起きがちです。ですので、薬品補充の際には間違えたら非常に危険という認識を持って、補充前に指さし確認他、徹底した確認を行っていただきますようにお願い申し上げます。