2024年5月6日
プールと水質モニターとの遊離残留塩素濃度値の違いはなぜですか?
「プールでのDPD遊離残留塩素濃度計測定値と水質モニターの表示値とが違う!!」とプール管理者からお尋ねをいただきました。
プールのシステムによって一概には言えませんが、水質モニターはプール水をろ過ポンプが吸込んでろ過装置に流入させる際その一部を測定することが多いです。
従って、そのプール水のDPD遊離残留塩素濃度と水質モニターの表示値は校正(目盛合わせ)を行って一致しないといけません。
また塩素剤の注入装置が塩素を注入している場合は、水(ろ過装置ろ過水)の吹き出し口附近では、遊離残留塩素濃度が高くなっています。
また、プールにおける採水ポイントによって遊離残留塩素濃度のバラツキがある場合もあります。
以上がおもな原因ですが、プール水中の遊離残留塩素濃度がどうしても基準値を満たさない場合はメーカーにご相談いただくのが良いでしょう。