2024年2月12日
グラフの縮尺に注意です。
先日、自動残留塩素計を設置されている浴場施設様より、「塩素の濃度が安定しない」というお問い合わせをいただきました。よくよく話を聞いてみると、そちらの施設様は記録計をいうものを設置しており、遊離残留塩素濃度の記録がグラフ(チャート)として記録されているのですがそのグラフが上下に乱高下している=塩素の濃度が安定していないということでした。
そのグラフの写真を送っていただき、原因を検討したところグラフの縦軸(塩素濃度)の縮尺が拡大されていたため、わずかな上下動がもの凄く乱高下している様にみえただけでした。実際には塩素濃度は安定しており、縮尺を戻してもらった所、グラフも乱れない見た目になったとのことです。
日常生活でもグラフを目にすること多いと思います。そのグラフは縮尺次第で小さな差が大きく見えたり、その逆もあったりとかなり印象が変わることがあります。グラフを見る際は縮尺を気にしてみてもらえると良いでしょう。