2023年11月13日
プール補給水入れっぱなし事故を防ぐには
先週、学校プール で補給水の入れっぱなし事故が発生し、学校の先生が多額の上水道代を負担したとのニュースをご紹介し、その事例における原因とどうすればよかったのだろうか??というお話をさせていただきました。その続きとなりますが、今週はその事例に留まらず一般的にどのようなことに注意したら良いかという話をしたいと思います。
まず、人間の行うことですから、完全には間違いの発生は防げません。
加えて長時間労働が問題になる学校の先生はあれもこれもしないといけません。更に、その中でもプール関係の作業は、毛色が違っている様に思いますので、その対応はより大変です。
それでも何とかミスを防ぐにはどうしたら良いか?を考えると以下の4つのポイントを押さえていただくのが良いかと思われます。
- ①プールの仕組みを絵図やマニュアルに分かりやすく見える化する
- ②スイッチやバルブになど現物に表示を取り付け絵図・マニュアルと対照できるようにする
- ③実地訓練を行う
- ④指差し確認を行う です。
①と②とは、実際に学校の機械室で、しばしば見かけることがあります。「なかなか工夫をしておられるなぁ!他の学校でもこの様にされると良いなぁ!」と思っています。
③は、頭から入った知識を身に付けるという意味では大事です。④は意識を目覚めさせます。
これら4つのポイントを押さえて作業していただければ上記のような事故は限りなくなくせるのではないかと思います。非常にお忙しい中、これらの作業すら出来ないというお話があるかも知れんが、この補給水の事故が発生した場合、その影響は非常に大きいものとなります。これらのポイントが事故防止に少しでもお役にたつことを切に願っております。