2023年2月13日
ろ過ポンプの自吸弁について
皆さんは自吸弁という言葉を聞いてピンとくるでしょうか?正直な所、なかなかピンとくる方はいないかもしれません。
この自吸弁、詳しい説明は省きますが、ろ過ポンプが運転を始めた際に、ポンプが水を吸い込んでくるのを補助する機能があります。
ゴムで支えられた金属の弁体が一種の逆止弁として働きます。
何故、このような話をするかというと、ろ過循環が上手くいかない、ポンプがちゃんと水を汲まないと言った場合に、この自吸弁の異常によるもののことが多いからです。
単純な所だと、自吸弁が破損していることにより吸込み補助機能が働かない、ちょっと特殊な例だと金属の弁体がちぎれて落ちてしまい、それがポンプのインペラー(羽根車)にひっかかり、ポンプ自体がまともに動作しないということもあります。
なかなか判断は難しいですが、ろ過循環が上手くいってない場合は、自吸弁を疑ってみると良いかもしれません。