2007年10月8日
シャワーリングの大切さ
目の刺激(2007年8月20日)や過マンガン酸カリウム消費量が高い時は?(2006年5月15日)でも、プールに汚れを持ち込まないことをお話しています。愛知県プール管理の手引きでは、「遊泳者を誘導し、身体の洗浄を徹底させる」という項目が記載されています。内容は、
プール水の汚染の大部分は遊泳者からの細菌、ウイルス、皮膚、毛髪、汗、あか、唾液や尿などによるものです。
そのため、シャワーなどにより頭部から足の先にいたるまでの全身をくまなく十分に洗浄した後、プールで遊泳させることは、プール水の汚染を防ぎ、消毒効果を維持する上で非常に重要です。
これら洗浄設備は、遊泳者が自然に通過できるように配置しますが、構造上そうでない場合は、身体の洗浄を徹底させるために、プール監視員(学校にあってはプール管理担当者)が利用者を誘導するようにします。
また、遊泳途中にトイレを利用する際も、トイレからプールサイドに戻る時にはシャワーを使用するように利用者を指導します。
特に幼児らの遊泳指導を行うスイミングスクールなどでは、遊泳前の放尿の徹底と遊泳中のトイレ休憩などに配慮が必要です。
プール施設では、シャワーの場所を分かりやすく表示し、しっかりとシャワーリングをしていただくよう、ご指導下さい。