2006年12月18日
浴場ろ過の運転は、「逆洗」からはじめてください!
先日ある老人ホームより「月曜日のお湯が汚いのはなぜですか?」とお問い合わせをいただきました。ご確認をいたしましたところ、金曜日にお湯を抜き清掃して、土日は休み、月曜日に浴槽に水を張って「ろ過」の工程から運転を開始しているというお話でした。
対策としては、月曜日に浴場ろ過装置の運転を開始する時、必ず「逆洗」の工程から開始し、ろ材の汚れを洗い流してからろ過運転をすることです。
濁ってしまう原因は、金曜日に浴槽の水を抜く際、ろ過タンクの中の水も抜けるということが挙げられます。するとろ材の層に空気が入り込んでしまいます。空気が入り込んだろ層はそのままではろ層としてうまく働かず、むしろろ材の汚れが洗い出されてしまうこととなります。一旦ろ層の空気を抜いて水で満たすことが必要です。