2006年4月24日
浴場施設は、朝一番に逆洗をしてください!!
ある施設より「お風呂場はいつもぴかぴかに掃除しているのに、湯船のお湯はきれいじゃない。ろ過装置を運転しているのになぜ?」というお問い合わせがありました。サービススタッフが現場に伺い、施設の方のろ過装置の使用状況を確認すると、うっかりミスを発見しました。
その施設は朝ろ過装置の運転スイッチをONにして運転を開始します。逆洗の指示はタイマーに設定された時間に従って行われることになっていますが、よく調べてみると、施設の方が運転スイッチを入れる時刻はタイマーで設定された逆洗指示時刻の後だったのです。つまり逆洗が出来ていない状態でした。これでは、ろ材には汚れがたくさん付着しており、ろ過装置を運転しても、きれいなろ過水を湯船に戻すことができません。また、長時間逆洗をしていない状態ですと、ろ過機内でバクテリアなどが繁殖し塩素を注入しても消毒が追いつかず、湯船の中にバクテリアや泡などが出てしまいますので注意が必要です。
もし、手動でろ過装置のボタンを入り切りしている場合は、朝運転をかけた後にすぐに「逆洗」ボタンを押してください。そうすると昨夜までの汚れを朝一番に洗い流すことができます。