2021年11月15日
プールにおけるpH管理の大切さ
先週は凝集剤による、pHの影響をお話させていただきましたが、その流れで、プールにおけるpH管理の大切さをお伝えしたいと思います。
プールにおいてはpHはなるべく中性(7.0)に保つことが求められます。弊社のお勧めはpH=7.0を基準にして、±0.5の範囲内、6.5~7.5です。
pHは高くなると(アルカリ性)、塩素の消毒効果が弱まり、菌が繁殖しやすくなったり、凝集剤の効果が弱くなり、プールが濁りやすくなります。
逆に低くなると(酸性)、これまた凝集剤の効果が弱くなったり、配管などが錆びやすくなったり、塩素の肌への刺激が強くなったりします。
このように、pHは中性からどちらかに傾くと、様々な不具合を起こしてきますので、中性付近で管理することが必要になってきます。