2021年9月13日
pHの色が薄い
というご相談をいただきました。詳しい話は、BTB溶液での発色試験をしたら青色なのだが色が薄いのでpHが異常値ではないのか?というお問い合わせでした。
結論から言うと、異常ではありませんでした。BTB溶液の添加量が少なかったため発色が薄かったのです。
BTB溶液によるpHの検査は発色の濃淡ではなく、色味でそのpHを判定します。(これがDPD試薬による残留塩素の測定(ピンク色の濃淡で判別)と混同されがちです)
pHは色味で判断。残留塩素は濃淡で判断。と覚えておくと良いでしょう。
ちなみに、BTB溶液の適正な添加量は試料10㎖(弊社標準試験管の半分)に対して、点眼瓶にて5~6滴になります。