2017年10月30日
浴槽に人が入ると遊離残留塩素濃度が低下するがなぜか?
本年第三回のみずすましセミナーを実施しました。新任者からベテランまで幅広い方の研修にご利用いただいております。このセミナー中でのこのご質問は新鮮です。入浴者があると物質濃度が低下するのはおかしい!?ということです。遊離残留塩素の塩素は、酸化力=消毒力を持っている塩素です。この消毒パワーは、菌があるとこれを攻撃してパワーを使います。使うと無くなります。DPDの赤い発色はこのパワーを測定しています。パワーの無くなった塩素はちゃんと残っていますが、もうDPDを赤く発色させる力は残っていません。DPD測定というのは、浴槽水中に残っている塩素の消毒パワーを測定しているのです。