2017年9月25日
チャレンジ 補給水量を節約する!その2
今回は、平均的な浄化設備すなわち、ろ過装置のみを持つプールでのチャレンジです。今更の話ですが、補給水が必要とされる訳は、プール水に入泳者により持込まれる汚れが、ろ過装置では完全には除去されず蓄積するため、新鮮水の補給で希釈し洗い流すためです。紫外線、オゾンなどの高度浄化設備は、蓄積する汚れを分解するため補給水を減らすことが出来ますが、モノには順番! その前にろ過装置で出来ることがあるのです。濁りを取り除くのがろ過装置です。濁りも汚れ(汚れとは分析項目としては過マンガン酸カリウム消費量)ですから、これをきっちり除くのがポイントです。朝一番25m先がくっきり見えない。そのようなろ過機は、正常に機能していない恐れがあります。凝集剤の注入、pH、ろ材の清浄度等をチェックします。