2012年7月9日
デジタルよりも、アナログ!?
ある学校の先生より、塩素剤を注入し続けても遊離残留塩素濃度が上がってこないというトラブルのお電話を頂きました。塩素剤注入装置は正常に動いているようですし、pH値も中性付近で問題はないとのこと。
しかし、よくよく話を聞いてみると、遊離残留塩素濃度の測定を「デジタルの残塩計」を使って測定されていました。そこでDPD試薬を使用し測定してもらったところ…遊離残留塩素濃度はしっかり検出され、とてつもない濃度となっていました。
デジタル機械で測定した数値はどうしても信じてしまいがちですが、それだけに頼るのではなく、DPD測定のアナログな方法も併用してください。 デジタルの残塩計を使用されている場合は、定期的に校正されると良いでしょう。