2011年10月24日
レジオネラ対策〜塩素管理〜
ある施設より「週3回2・3時間程度お風呂を使用しています。レジオネラ対策を考慮した衛生管理の方法はどのようにしたら良いか?」とお問合せをいただきました。
ご回答を次のようにお話しました。
毎日・毎週・毎年の管理がそれぞれ大切!です。つまり、(1)毎日入浴中は0.4mg/L(※1)を保つように塩素管理を徹底すること。そして、(2)毎週換水時に高濃度の塩素消毒を行い配管・ろ過機を消毒すること。更に(3)毎年過酸化水素を使用して循環ろ過設備全体を洗浄消毒して、生物膜をすっかり取り除き、レジオネラ属菌が検出されないことを確認することが大切だとお話しました。
※1:弊社では、浴場の遊離残留塩素濃度の快適管理基準として、0.4mg/L以上〜1.0mg/L以下をお薦めしています。この場合、入浴開始と同時に遊離残留塩素濃度は大きく消費されることを考え、入浴前には1.0mg/Lに濃度を上げておき、入浴者が塩素を消費したとしても弊社快適管理基準である 0.4mg/Lを下回らないようにします。