2011年1月24日
塩素の必要量は?
ある浴場施設より、次亜塩素酸ナトリウム液(12%)を1リットル入れてしまったという話を伺いました。
計算してみると、遊離残留塩素濃度は7mg/Lまで上がってしまったことになります。
浴場の水質基準から考えると0.2mg/L〜0.4mg/Lですので、とても高い濃度になっていることが分かっていただけると思います。塩素の入れ過ぎには十分注意して下さい。
■ポイント■
1m3の水を1mg/L上げるのに次亜塩素酸ナトリウム液(12%)が7mL必要です。
■補足■
次亜塩素酸ナトリウム液(12%)を使用し、遊離残留塩素濃度を0.5mg/Lまであげるには、「300m3のプールは約1L」「20m3の浴場は約 100ml」必要となります。浴場施設に1リットルの塩素を入れるのは、とんでもなく多い量であることが解ります。
※遊泳者や汚れなどによる消費は含まれていません。