2014年1月20日
次亜塩素酸ナトリウム液は新鮮なものを!
ときどき「浴槽中の塩素濃度が検出されなくなってしまった!なぜか?」とご相談をいただきます。原因、スイッチの入れ忘れといった簡単なものから、注入ポンプやホースの詰まりまでさまざまですが、そのうちの一つに、“古くなった次亜塩素酸ナトリウム液を使用している”というものがあります。思いの外知られていない様です。次亜塩素酸ナトリウム液中の有効塩素濃度は時間が経つと共に低下します。1週間で1.5%も低下するというデータがあります(有効塩素約12%。温度30℃.平成18年日本ソーダ工業会発行“安全な次亜塩素酸ソーダの取り扱い。”より)。単純計算で2月もすればゼロになってしまいます。実はもっと長持ちしますが、どんどん低下することには違いありません。対策としては、浴槽中の遊離残留塩素濃度を測定し、低下傾向が認められたら、注入ポンプのダイアルを増やす、次亜塩素酸ナトリウム液を新鮮なものに更新するなどします。