2004年8月3日
プール設備の安全確認を!
7月29日茨城県の高校で、水泳部員がプール排水口に吸い込まれ重体になるプール事故がありました。再三注意を促されているにもかかわらず、「またか!」と思われる事故が繰り返されてしまいました。
この事故の発生経緯は、「水泳部員らが、プール底の排水口をふさぐはめ込み式の金属製ふたやフィルターをそれぞれ外し、自主的に掃除を行った。掃除や練習を終え、ふたなどを外したまま部員のほとんどがいったん部室に戻った。部員で一人残った二年生が、プールの底から約三十五センチ深い所にある円形状の排水口(直径約十五センチ)に両足を吸い込まれて意識を失っていた。」とのことです。
排水口の蓋などが正しく固定されているかなどの安全確認を徹底してください。
水泳前後の注意事項
水泳の前には、次のような注意が必要です。爪を切っておく、耳垢を取っておく、ヘアピン等の金属類は外す、トイレに行っておく、足洗・腰洗い・シャワーでは十分消毒をする。
また、水泳の後は洗眼・うがい・シャワーを十分に行ないましょう(特に、アレルギー性結膜炎やアトピー性皮膚炎のある人は、入念にしておきましょう。)
水泳中に足がつった場合の対応
水泳中に足がつった経験がある方もいるでしょう。パニックになり、溺れてしまう危険があります。
水泳中に足がつった場合の対応は、・あわてずつかまる場所を探し(プールサイドなど)、・つった足の親指を自分の体に向けてゆっくり引っぱり、ふくらはぎの筋肉を伸ばすようにしてください。ふくらはぎを伸ばしてやることが、最も大切な応急処置です。そのまま足先を引っ張っておくと、2〜3分でつるのがおさまります。一旦おさまったら、つった筋肉のまわりをマッサージして下さい。
水泳中に足がつるのは、運動開始直後だったり、水温や体温が低くなっていたり、筋肉の疲労が激しかったり、する場合に起こります。
予防としては、水泳前に十分ストレッチングを行う、スポーツドリンクなどで水分の補給をする、また筋肉を過度に疲労させないなどしてください。