2010年12月6日
DPD試薬の「3」は何ですか?
先日お客様よりお電話をいただき、「DPDの「1+2」を普段の測定に使っているのですが、「3」の試薬は何でしょうか?教えてください」とお電話をいただきました。
通常プールやお風呂の水の中に含まれる遊離残留塩素濃度を測定するのにDPDの「1+2」という試薬を使用しています。この、DPDの「1+2」を測定した後に、DPD「3」の試薬を入れることで、総残留塩素濃度を測定することができます。
総残留塩素濃度から、遊離残留塩素濃度を引くと、結合塩素濃度を求めることが出来ます。
プール水では、結合塩素濃度の値が0.4mg/L以上になった場合、眼の刺激・肌のべたつき・泡切れの悪さなどの不快感が出てきます。その際は、新鮮水を補給するなどして結合塩素の値を下げることで、不快感を解消することができます。