除鉄装置・除マンガン装置・除濁装置・三次処理装置・産業用水処理装置・各種排水処理装置など、豊富な実績と最新の研究成果に基づいて、必要な水質を実現します。
水処理システムや関連設備の導入に際して、最優先すべきことは、「水」の特性を知ることだと三協は考えています。用途の違いによって、水質基準をはじめ、必要となる設備・装置、保守方法などは大きく異なります。三協では社内に水質分析部門を設け、さまざまな項目にわたって「水」を徹底分析。豊富な水質データ、高度な分析ノウハウを活用して、お客様のニーズに応じた最適な設備・装置・システムをご提案いたします。
三協が提供するろ過装置は、全て自社工場で生産しており、優れたろ過性能とともに、低コストを可能にしています。
また、“美しい水”を維持するためには、装置の適切な運用と定期的な保守も不可欠です。
運用面では、ろ過装置の運用に必須の水質測定器や水処理用薬品をご用意し、水質維持に努めるほか、水質診断管理サービスなども充実。故障修理などの保守面にも万全の体制を整え、緊急時にも迅速に対応しています。
三協は水質分析力を基盤に、装置の開発・設計・製造、運用、保守の各事業を連動させ、総合力を駆使して、お客様が求める“美しい水”を実現いたします。
まず最初の作業が原水分析です。ろ水施設の建設予定地の原水を社内の環境分析センターで分析。鉄・マンガン・フミンなど、原水にどんな成分が含まれているかを調べ、目標水質に適合しているかどうかなどを検討していきます。
次の基本設計では、ろ水処理に関するさまざまな基本データを設定。ろ水槽の逆洗サイクル、注入する薬品の種類・量・タイミングなどをテーブルテストによって選定します。
そして、水質・使用目的などを考慮しながら、ろ水処理の全体フローを決定します。三協では、お客様のニーズに応じた最適な設備・装置・システムをお選びします。
さらに基本設計に基づいて、設計部門で詳細設計が行われます。ポンプ・原水槽・ろ過槽・貯水槽などの配置や寸法を具体的な図面に書いていく作業です。
詳細図面が完成すると、ろ水機の製作段階に入ります。自社工場で、熟練したスタッフたちが一層式・複層式の各タンクをはじめニーズに応じたろ過装置を製作していきます。
装置が完成するといよいよ現地への設置が始まります。設置を終えるとさらに試運転によって不備な点を修正しながら、本稼働へとスムースに移行させていきます。
ろ水管理においては、定期的な保守作業が欠かせません。三協では専門スタッフを擁して装置の設置後も水質検査から機器点検、薬品の補給などメンテナンスのあらゆる側面で、ろ水管理をサポートします。
三協の水質分析部門は、「環境計量証明事業所」としての役割を担っており、さまざまな「水」の分析に力を注いでいます。分析対象となる「水」は、厳しい水質基準がある飲料水をはじめ、水泳プールや浴場、工業用水・排水に利用されるものなど多種多様です。水質分析の実施にあたっては国家資格をもつ環境計量士をはじめ専任の研究スタッフが携わり、正確かつ迅速な分析・評価体制を整備。高度な分析力を活用して、“美しい水”の実現を推進していきます。
「水」の用途によって、水質分析に必要な指標は異なります。三協はあらゆる「水」の解析を想定し、最新の分析機器を導入。幅広い分析項目に対応しています。ろ過装置のろ過水や原水の濁度、細菌・微生物、有害物質などを検出する一般的な水質検査装置のほか、高度な専門検査装置を完備。水に含まれる成分を原子レベルで分析できる「原子吸光光度計」、気化しやすい化合物の分析・検査ができる「ガスクロマトグラフ質量分析計」などを備え、検査精度を高めています。三協では、これらの各種分析装置と分析ノウハウを駆使して、水処理システムの導入をサポートしています。